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タンゴの「歩く」って…?


みなさん、いつもタンゴを楽しんでくださりありがとうございます!
今回は「タンゴはダンスなのに”歩く”って、一体どういうこと?」にお答えします!


タンゴを踊る=「歩く」

振付で踊るエセナリオも、混んでいてたくさん歩けないようなミロンガでのスタイルでも、タンゴを踊る上での基本となるのが「アブラッソ」「カミナータ(歩き)」「リード/フォロー」が最も重要な要素になります。
まずは「歩く・カミナータ」をしっかりと身につけられるようになりましょう。

後にも先にも「歩く」

タンゴはダンスではありますが、曲が鳴ったらずっと組み合って踊るタンゴというペアダンスはやはり特殊です。ダンスなのになぜ「歩く」ことが重要視されるのでしょうか?

タンゴは「コミュニケーション」のダンスです。ひとりでは踊れません。組んで踊る相手がいますし、ミロンガでは周りで踊るペアもたくさんいます。そして「即興」で踊ります。ミロンガではいままで一緒に踊ったことのない相手と踊ることも。

大切にしたいのは「相手」「周り」「音楽」との「調和」です。リーダーはかっこいいヒーロを決めてみたいかもしれません。しかし、調和が取れていなければお互い辛いだけ…

「歩くように踊る、踊るように歩く」ように見えるペアは本当に素敵に見えます。
歩く」ことを使って相手とも周りとも音楽ともコミュニケーション・調和が取れるように、日頃からしっかりと練習を積み重ねることが大切です。

フォロワーは高いヒールで、しかも後ろに脚を伸ばしていくという実生活では無い動きをすることが多いので、とくに難しく感じるでしょう。

リーダーも目の前に相手がいる状況で、相手を運びながら歩いていかなければなりません。どちらも大変な作業です。くわえてオーチョなどのリード/フォロー!音楽とあわせて!楽しいですね〜笑
でも大丈夫です。ひとりでしっかりと歩けるようになることももちろん大切ですが、お相手と協力しながら「歩く」ことこそタンゴです。どちらかがグラついたら、それをもう一方が支える。素敵ですね!

混んだミロンガでは歩けない?

人気のミロンガはダンサーで溢れているため、歩くことはよもやサリダでさえできないと思うかもしれません。それでも「歩く」ことは重要なの?
もちろんです。先ほど「コミュニケーション・調和」についてお話しましたが、お相手と動き、呼吸をあわせて踊るためには「床を踏む」ということが非常に重要になります。お互い、床を通じてお相手とコミュニケーションを取るのです。何言ってるのかわかりませんね、レッスンを受けていてもなかなか難解な謎ワードです。

床を踏むことこそタンゴを踊る鍵

自分と相手の荷重を床を通して感じることで、タンゴダンスをより深くカラダに感じさせることができます。「」無しではタンゴは踊れないのです。どんな動作でも、たとえ一歩だけであっても、「歩く」ことで床を捉え、床から伝え、床から感じることで相手とコミュニケーションを取るのです。

だから、混んでいて一歩しか動けなくても、歩幅が小さくても、その場で重心を変えるだけでも「歩く」ことが重要になるのです。

「歩く」は永遠の課題…

どんなに上手になっ(た気でい)ても、毎日の体調や気分に波があるように、踊りの調子にも波があります。「歩く」練習で調子を見極め、踊る相手のためを思って歩きを整えましょう。とにかく「歩く」ことがタンゴの基本です。

ではどのように練習したらいいか?なかなか文字では伝えられないので、ぜひ土曜日夜の「30分カミナータクラス」にお越しください!ひとりで歩く、ふたりで歩くをじっくり解説を挿みながら練習します。ぜひご参加ください!


土曜日夜は隔週で「30分カミナータクラス」!


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