
タンゴには皆が安心、安全、快適にミロンガを過ごすためのルール、マナー、エチケットいわゆる“Códigosコディゴ”という暗黙のルールが存在します。これを心に留めておくことで、“Milongaミロンガ”はあなたにとってより楽しい体験となるでしょう。
CABECEO カベセオ
1.Cabeceo カベセオとは...
誘い方の便利な方法に、“Cabeceo カベセオ”というアイコンタクトを使った方法があります。
これは誘い方においてもっともエレガントな方法で、直接話し掛けたりボディコンタクトすることなしに相手をフロアにスムーズに誘う方法です。
必ずしもカベセオでなければならないということではありませんが、カベセオも楽しい"ゲーム"のようなものですので、ぜひカベセオで誘いあうことに慣れましょう!
2.Cabeceo カベセオの方法
リーダーもフォロワーも、曲が掛かったら(どのようなタンダか確認できたら)、踊りたいと思う相手に視線を送ってみましょう。もし目と目がお互いにあったときがチャンスです。
フォロワーからも積極的にリーダーの視線を捕まえてみましょう。スマートフォンをずっといじっていたら視線を捕まえられません。また、お友達とおしゃべりしている間も、目だけはいつでもカベセオをキャッチできるように準備しておきましょう。
リーダーは、踊りたいお相手と視線が合いにくいようだったら、フロアの外を軽く歩いてお相手に近づいてみるのも良いかもしれません。ただし、しつこいカベセオは禁物です。あくまでもスマートを装いましょう。
フォロワーは、カベセオを受けやすい位置に座れると成功確率が上がるようです。奥まったところに座ると視線を合わせにくいですよね。しかし、一方で、受けやすい位置に座った結果、多くのリーダーからのカベセオを受けてしまって疲れてしまうかもしれません。コンディションや雰囲気に合わせて、座る位置を変えてみましょう。
3.Cabeceo カベセオの成立/不成立
目が合っただけではカベセオは成立していません。リーダーはお誘いしたいお相手と目が合ったことを認識するために、軽く会釈をしたりして、お相手が積極的に反応していることを確認します。
フォロワーはリーダーからのアプローチを受けるならば、しっかりと見つめ返し、軽くうなずいたりして、お相手にOKサインを送りましょう。
フォロワーもリーダーも、もしその曲で踊りたくないとき、休憩したいときなど、誘いを受けたくない場合は、相手からの視線をやさしく外しましょう。それがお断りするサインです。
(あまりにしつこいカベセオを受けるときは、フロアに背を向けてシャットアウトするのも手です。あまりこのようなことはあってほしくありませんが)
踊っているカップルが素敵だからといって、ずっとフロアを見ているだけではカベセオは受けられません。周囲にも視線を投げてみましょう。思いもよらぬところからカベセオが飛んで来るかもしれません。
4.Cabeceo カベセオが成立したら
フォロワーはカベセオを受けたとき、注意深くなければなりません。リーダーと離れて座っていた場合には、自分ではなく隣の方とカベセオをしていたかもしれません。
相手が目の前まで来てエスコートしてくれるまで、席から立ち上がらないほうが無難です。誘われたことに気持ちが高ぶって、喜んで立ち上がりたいところですが、ここはリーダーに自分のところまで足を運ばせ、丁寧にフロアにエスコートさせてリーダーを品良く見せるのも、フォロワーの大切な振る舞いでしょう。気持ちよくエスコートしてもらいましょう。
リーダーはカベセオが成立したと感じたら、フロアの邪魔にならないようにお相手のところまで足を運びましょう。やさしく手を引いてフロアにエスコートできればポイントUPです。周囲の安全を確認してダンスの流れに入るのは、車の運転時の合流と同じようなものです。
なお、踊り始めているカップルがいたら、フロアを横切らず、回りこんでお相手のところまで行きます。
5.Cabeceo カベセオが好まれる訳
“Cabeceo カベセオ”は、離れた相手をフロアに誘い出せるだけでなく、今は踊らないという選択が出来るのです。リーダーは(残念ながら)断られることを、フォロワーは(断腸の思いで)断ったことをまわりの人たちに気づかれずに済みます。
リーダーはフォロワーに断られるところをほかの人に見られたくないですよね。フォロワーだって誘いを断っていることを周囲に気づかれたくないのです。“断られまくっているあのリーダーは、きっと踊りにくいにちがいない” “誘いを断るようなフォロワーは怖くて誘いには行けない”など思われてしまうかもしれません。この“カベセオ”を使えばスマートにミロンガを過ごすことができるようになるでしょう。
視線を外された場合も気落ちしないでください。カベセオの相手がたまたまその曲では他のひとと踊りたかった、または足が疲れて休憩したかっただけかも知れません。別の機会に再チャレンジしてみましょう。
目と目を合わせて意思疎通を図るという習慣が日本においてはあまりないため、なかなか慣れないと思いますが、カベセオが通じた時のうれしさは格別です。
いつの日か、自分にバシバシとカベセオが飛んでくるときを夢見て、日頃からレッスンに励み、自分を磨いておきましょう。
まずはきちんと「歩ける」ようになろう!
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