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価値ある体験を③


夜、たまに二人でウォーキングに出かけます。

さすがに9月になって夜は気温が少し落ち着きましたね。
臨港パークの方に行ったら帆船が停泊しておりました。


◆講師は正解ではない⁉︎

講師の言うことを鵜呑みにしてはいけません、罠です笑

上達したいからクラス・レッスンに通っているのにどういうこと?嘘を教えているの⁉︎

そんなことはありませんが、意識の持ち方の話です。

 

いきなりミロンガで踊れてしまいそうな天賦の才能をお持ちの方、強心臓の方は、以下は読まなくても大丈夫です笑

上達するか否かは、各個人が何を求めてどれくらい行動できるかによると思います。

そして、講師の言うことを「盲目的に信じないこと」が大事かと思います。

◆講師の役割

身体能力や感性、認識の許容度などはひとそれぞれ違いますし、生徒さんを講師のやり方に完全に一致させることも必要ではないと考えています。講師がすべきことは、自らのコピーやクローンを作るのではなく、生徒さんそれぞれの特性を見極めながら、そのひとの持つ個性と「タンゴ的である」という観点からアドバイスし、成長を促すことだと思います。

その講師がどのような「タンゴ的であるもの」を持っているのか、そしてそれを自分が分けてほしいのかどうかは講師を選ぶ上での判断基準の一つになるでしょう。

受け取ったアドバイスに対して「自分ではこう思うがどうでしょう?」「こういう方法もあり得ますか?」などと、レッスン内容と「今の自分」を擦り合わせることによって、自分の中の「タンゴ的なもの」を育てていく作業が重要かと思います。講師の言葉で言うとこうだけど、自分の言葉ではこうだ!というのが結果としてだいたい同じベクトルであれば、多少の感覚のずれは許容の範囲でしょう。

目に余るほどのズレは…楽しんでいきましょう笑

◆正解?答え?

「自分であること」「組む相手」「タンゴ的なもの」から生み出される化学変化こそ醍醐味です。

講師から「これが正解、答え」というものを提示された方がわかりやすくて良いのかもしれませんが、その正解は講師個人の経験や感覚から導いた「個人的正解」であり、決して普遍的なものでもありません。

もちろん練習するためにステップの手順を覚えるのは大切です。しかし手順を覚えることは「答え」でも「正解」でもありません。

どうすれば今組んでいる相手とこのステップが心地よく踊れるようになるかー。

ステップが覚えられないリーダーが悪い?勝手に動くフォロワーが悪い?

ステップだけを求めてクラスに参加するのは、結果的に踊りが荒みます笑

提示されたステップが今出来なくても良いのです。今何が足りていないのか、課題が見つかることこそ収穫です。

◆もらうのではなく、探しに行こう!

先生の教えてもらった通りにやったけど上手くできなかった、ではツマらないじゃないですか。

「自ら考え行動する」そしてそれが「相手」「タンゴ的なもの」と共鳴させることができたら物凄い達成感を得られると思います。

講師も日々「こうアプローチするともっとわかりやすいのではないか」「言い方を変えた方が伝わるのではないか」など学んでいます。自分たちが身につけるに要した時間よりも短い期間で手に入れられるよう研究を惜しみません。

「正解、答え」をもらうことではなく、「自分なりの正解、答え」を探り当てていきましょう。経験値が変われば正解も答えもまた変化していきます。それが見つかるようにサポートするのが講師の役割だと考えています。

「自分の答え」を見つけ出す道のり、楽しいですよ!


Sexteto Mayor - Adriana Varela

セステート・マジョール楽団

“Malena”


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